農業女子に聞きました!
結婚・出産・子育て Q&A
働く女性のライフスタイルは多様化しており、農業女子も例外ではありません。独身か既婚か、子どもがいるかいないかで抱える課題は様々ですが、ここでは、将来に漠然と不安を抱える農業女子の疑問や不安にお答えすべく、人生の大きな変換点となる結婚・出産・子育てについて、経験者がどのように乗り越えてきたかQ&A形式でお答えします。
結婚編
理解度95~100%。
「一緒に居たいなら畑に来て」と言うと手伝ってくれたり、「農業楽しいね」と言ってくれます♡
「家事は女がやって当たり前」と思っている節がある。
農繁期に休みを満喫されることも…。夫も別の仕事で頑張っているので仕方ないです。とにかく仕事をためない!1日のルーティンを決めて効率よく動く!
話題に事欠かない。
畑を見ながら今夜のおかずを考えるのも楽しいです♪ 基本的に休みはないですが、夫と休みを合わせやすいのもメリットかな。
ずっと一緒にいれること♡
農業は二人でやった方が効率的。他人同士は、すれ違いで一緒にできなくなることもありますが、夫婦ならなんとかなるのでオススメです。
結婚するなら優しい人に限る!「手伝おうか?」と声をかけて体を労わってくれたり、疲れ切ってソファでダウンしてたら寝室まで運んでくれる(引きずっていってくれる)人がおすすめです。大切にしてもらえるのが一番です!!
パートナーに主夫になってもらう選択肢もあります!
自分が主力で農業をしたければ、農業に一生懸命な姿を魅力的と思ってくれる人を見つけましょう♡
夫婦の会話を大切に!
気づけば人と話していなかった!という日もあります。思考を整理するためにも、夫婦の会話は大切にしてくださいね。
キラキラ輝く女性に!
いろいろ考えちゃうと結婚できませんよ。天候と同じで、自分の思うようにはいかないし、なるようにしかならないです。いつも何かにトライしてキラキラしていれば、きっと巡り合えると思います!
出産・子育て編
農作業の調整が大変。体調管理を優先に。
つわりで作業が大幅に遅れました。妊娠がわかってすぐに、作付面積を3割程度減らしたので何とかできました。真夏の日中は作業をやめて、暗いうちにヘッドライトをつけて作業したことも(笑)。作業中は1時間おきに休憩し、身体を優先しました。危険な作業や重い荷物を運ぶときは、家族に手伝ってもらいました。
休業はしませんでした。
商品を待ってくれている人のため、休業という形にはしませんでした。お客様には妊娠出産のことをご理解いただき、家族や友人にも協力してもらって、無理のない範囲で農業ができるようにすると、収入減のダメージも最小限で済むと思います。
産休中も家にこもらない。
家にこもると、仕事が気になりリラックスできないので、マメに職場へ出向いていました。うちはスタッフがいるので、スタッフに仕事を引き継ぎました。産後も仕事ができるように、事前の準備もしておきました。
あまり構ってあげられない。
子どもの部活の応援に、あまり行けませんでした。子供が好きなことを諦めさせないためには、保護者会の活動はできるだけ参加するなど、勝手な人にならないようにすることも必要だと思います。
精神的に強くなれる。
子供は生きる事に全力なので、その姿を見ると励みになります。パワーをもらえますし、癒されます♪
子どもも早起き。自立心の強い子に。
気持ちは寄り添っていたけれど、手をかけてあげれなかったため、自立心の強い子に育ちました。早起きだから遅刻の心配もありませんし、お手伝いもよくしてくれます!
家族みんながサポートしてくれます。
実母は、孫をみながら自分の仕事もこなす、スーパーおばあちゃん。夫も「家事・育児はできる人がやればいい」の精神で、自然とサポートしてくれてます。そのおかげで私は仕事に没頭できます。
考えすぎて悩まない!
出産・子育ては、自分一人の考えでは事が進みません。状況に身を任せ、自分が心地よい状態を模索しながら経験を積めば良いと思います。何をするにも一筋縄ではいかないのが人生ですし、自分がしたい事に真面目に取り組んでいれば、どんな状況も何とかなるもんです。
女性の力を活かして。
出産・子育てを経験すると、改めて「食」に対する責任の重さを感じます。農業は男性が多いのが現状だからこそ、女性ならではのモノづくりができ、仕事にも生かされると思います!