「女性のための農業インターンシップ」実施レポート(11月27日-野洲市・レイクスファーム-)

引き続き実施しております、女性のための農業インターンシップ。本物の農業現場で体験できるものです。本日は、滋賀県野洲市の「レイクスファーム」さんで、農業インターンシップを実施しました。
「レイクスファーム」さんでは、様々な野菜とお漬物加工等をされているベテラン女性農業者の辻清子さんや、ご一緒に働いているパートさんにご指導いただきました。

「レイクスファーム」の辻清子さん
「レイクスファーム」の辻清子さん

今回インターンシップに申し込まれたのは、県内在住で、今は家業の介護のお仕事をお手伝いされているお若い女性の方。
このインターンシップを知ったのは、9月19日の湖南市で行われた第3回アグリカフェに参加されたことがきっかけ。祖父母が兼業で農業をやっていて、昔お手伝いをしていた関係などもあり、いつかは農業もいいな…と思っていたところ、アグリカフェでレイクスファームさんの取り組みのお話を聞いて「どれだけ大きい所でやっているんだろう?」と気になって、実際に行ってみたいと思われたそうです。

定植作業を教わる参加者の方
定植作業を教わる参加者の方

今日は作業にきて3日目。すっかりレイクスファームの皆さんと打ち解けている様子。本日は、冬に出荷するレタスの定植作業をハウス内で行っていきます。

定植を終えて、ほっと一息
定植を終えて、ほっと一息

モクモクとやり続け、完成!しゃがみながらの作業は日ごろ行わないので、腰をストレッチしながら。この日は暖かかったので、ハウスの中もこの季節にしては暑いほどでした。

ところ変わって、露地の畑で里芋収穫作業。発注が入りましたので収穫です。

まずは里芋を株ごと掘り出す。このシャベルで土の中にいる商品になる芋を切らないよう、大胆かつ繊細さも求められます。
まずは里芋を株ごと掘り出す。このシャベルで土の中にいる商品になる芋を切らないよう、大胆かつ繊細さも求められます。

以前もこの作業をして、クタクタになったという重労働。また、掘り出してから土を払いのけていく手作業も多いので、一株を収穫してから商品化するだけでもとても時間がかかります。

掘り出した芋を分けて土を払って、ようやく商品に近づいてきて少し達成感!
掘り出した芋を分けて土を払って、ようやく商品に近づいてきて少し達成感!

多種多様な野菜の育て方の、大変さも面白さも、畑のスケールも体感できたのではないかと思います。

これまでいろんな職業をやってきて、事務職などもしっくりこなかったという申込者の方。自然とふれあって仕事ができ、成果も目に見える農業を、とても前向きに楽しんでいる様子でした。
「まだ何が出来るわけでもないけれど、いつかは農業で、何か人に喜んでもらえるようなことが出来たらいいな」、という思いをお話いただきました。このインターンシップでそんな思いの実現に一歩近づいたのではないでしょうか!